ここでは熱交換器の種類について紹介しています。代表的なシェル&チューブ式をはじめ、プレート式やプレート&シェル式など、様々な熱交換器の情報をまとめたので、ぜひチェックしてください。
比較的シンプルな構造で、幅広い用途・条件で使用されているタイプです。
シェル&チューブ式には、チューブ内の洗浄が容易な固定管板式、シェル内の洗浄が容易なU字管式、前者2タイプよりも高価ですがチューブとシェルの両方を洗浄できる遊動頭式があります。
ステンレスやチタンなど、腐食しにくい素材を加工した伝熱プレートを重ね合わせて熱移動を行います。
自浄作用によりクリーンな設備を維持できますが、場合によっては薬液によるメンテナンスが必要です。プレート枚数を自由に増減できるタイプもあるので、ニーズに合わせて検討しましょう。
シェル&チューブ式とプレート式の長所を兼ね備えたメンテナンスフリーの熱交換器です。大幅なサイズダウンが可能なので、設置スペースが制限されている場合でも安心。
メンテナンス費用や設置費用を削減できるので、コスト面で不安を抱えている企業におすすめです。
名前の通り、スパイラル形状の熱交換器。自浄作用があり、汚れた流体に使用できるのが特徴です。1型・2型・3型に大別でき、それぞれが特徴的な働きを持ちます。
例えば流体に液体同士を使用するならば1型を使用し、液体と気体による熱交換を行う場合は2型が適しています。
チューブにフィンを取り付けることで伝熱面積を増大し、高効率な熱交換を実現。
少ない風量かつ自然対流の場合に適したエロフィンチューブと、フィンピッチが狭くコンパクト化が可能なプレートフィンチューブの2種類があります。
上記した熱交換器以外にも、コイル状の伝熱管を槽に挿入して使用するコイル式や、外槽に温度調整した液体を入れて内槽の流体を冷却・加温・保温するジャケットタンク式、チューブの二重構造にて効率的な熱移動を行う二重管式など、幅広い種類の機器があります。