創業から40年以上という実績をもつ熱交換器専門メーカー「藤産業株式会社」について調べました。取り扱っている熱交換器の特徴や、会社のこだわりなどをまとめています。
藤産業は多管式(シェル&チューブ)熱交換器および二重管熱交換器メーカーを標榜しており、主にこの二種類の能力設計・構造設計・製作を得意としています。
熱交換器の中でも古くから使用されている形状の一つ。シンプルな構造のためその用途は幅広く、様々な材質での製造が可能となっています。
藤産業のコンパクト多管式熱交換器は、SHE型・SHE-EXP型・HE型・RF型・STR型・STS型など型式別に寸法を規格化することで生産コストを下げ、短納期・低価格化を実現しています。
ステンレス製やチタン製の極薄仕様により伝熱管内の流速が早まり、効率化はもとより乱流効果によって自浄作用も発生させるといったメリットも。さらに内容積が小さいことで、圧力容器適用外での使用も可能となっています。
なお、Uチューブの形状によって熱伸縮の問題を解決した「Uチューブ式熱交換器」もラインナップされています。
凝縮器(コンデンサー)、プロセスライン、海水や温泉水の加熱・冷却
藤産業では、エロフィン式熱交換器、プレートフィン式熱交換器、プレート式熱交換器、ガス・ガスプレート式熱交換器、二重管式熱交換器、コイル二重管式熱交換器など、あらゆる製品を取り扱っています。
また、オーダーメイド(製作品)熱交換器の設計・製作を行なっており、チタンやステンレス、カーボンスチール材など様々な材質にも対応しています。
公式サイトに記載ありませんでした。
熱交換器のタイプ別に「サイズ」「設置しやすさ」「性能」「整備しやすさ」の観点で比較。どのタイプが貴社の問題解決に最適なのか、表で見比べてみてください。
2021年4月調査
藤産業は、1979年の創業以来、一貫して産業用熱交換器の設計・販売を行なっている専門メーカーです。
常に社会のニーズを的確に捉える製品づくりをこころがけており、創業当時から多管式熱交換器の小型化や耐食性に特化するといった熱交換器の社内標準化にも取り組んできています。
藤産業は「より信頼される製品」「より社会に求められる製品」「より技術が求められる製品」をモットーとしており、40年以上を経た現在でも、製品や技術の改良、新しい材質の研究に余念がありません。
さらに多管式熱交換器以外の熱交換器の調達システムの構築や中小型の産業用のオーダーメイド(製作品)熱交換器の設計など、顧客のニーズに応え、最善の提案ができる体制づくりにも力を入れており、こういった技術力のみならずこういった姿勢こそが、多くの企業と取引が行われている理由といえるでしょう。