多田電機は熱交換器事業で60年以上の実績をもつメーカーです。扱っている熱交換器も豊富であり、さまざまな分野で活用されています。ここでは、多田電機の特徴や熱交換器について紹介します。
さまざまな種類の熱交換器を製造している多田電機では、食品用プレート式熱交換器や変圧器用プレート式溶融亜鉛メッキ風冷式油冷却器、プレート式純水冷却装置などのプレート式熱交換器を取り扱っています。
たとえば食品産業分野ではプレート式のガスクーラを製造。主にステンレス製・ガス温度200℃仕様・水分除去用のミストセパレータ付きの製品を多く納品した実績があります。
多田電機は1958年に転造フィンチューブ「アライトロン」を、1969年に溶接フィンチューブ「ウェルフィン」の製造販売を開始しました。
アライトロンは転造成形法によってつくられており、熱伝導性に優れているのが特徴。熱交換器のコンパクト化も実現できます。
また、ウェルフィンは超高周波溶接によってつくられており、中高温領域のシステムにおすすめ。高温・腐食雰囲気に対応する材質を組み合わせることが可能です。
1999年に発電機用プレートフィン水冷式水素ガス冷却器の製造販売を開始しました。コンパクトかつ軽量な冷却エレメントを搭載しており、単器冷却容量11500kWまでの製作実績をもっています。
熱交換器のタイプ別に「サイズ」「設置しやすさ」「性能」「整備しやすさ」の観点で比較。どのタイプが貴社の問題解決に最適なのか、表で見比べてみてください。
2021年4月調査
多田電機は1963年に東洋電機株式会社多田工場より熱交換器事業を継承し設立しました。本社を兵庫県尼崎市におき、岡山県瀬戸内市には熱交換器工場を設置。熱交換器や部品の製造・販売をメインに行っています。
企業理念は創造・拡挑・追究。顧客企業のニーズに応える製品を提供し続けることで産業発展への寄与を目指しています。
熱交換器事業をメインに行っている多田電機では、さまざまな熱交換器の製造を行うことで発電所や変電所、鉄道、工場や水環境施設などの社会インフラを支えています。
たとえば変電所や発電所などの社会インフラには水冷式空気冷却器や風冷式油冷却器、水冷式ガス冷却器など。また、食品産業や化学工場などの基幹産業には熱風炉排熱回収用熱交換器や粉体乾燥用ヒータなどが挙げられます。